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では時間の歪みをトトロの例で
見ていきましょう。
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先ず猫バスの中でメイちゃんが
スマホのライトを天井に向けて付けたとしましょう。
天井にパッと明かりが付くのが1秒だとします。
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外に待機させているおばあちゃんから見ると
猫バス内にいるメイちゃんが
天井にスマホのライトを当てている
単純な現象です。
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しかし、猫バスに超スーパー本気を出してもらい
限りなく光速に近いスピードで動いてもらったとします。
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動き出しと同じタイミングでライトをつけると
外で待機しているおばあちゃんからは
スマホのライトは斜めの軌道を残します。
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ここでおばあちゃんもテンションが上がり、
「あたしもやりたい!同じタイミングで一緒にやろう!」
と言い出します。
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(猫バスの天井と、家の天井は同じ高さとします。)
メイちゃんは猫バスの中で、
おばあちゃんは家の天井で、
「よーい、スタート!ピカッ💡」
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2人とも天井にライトを当てますが、
メイちゃんの光の軌道は斜めになり、
おばあちゃんの光の軌道は直線になります。
(重要なのでマーカー多めです!)
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①「光の速さは絶対に一定」というのを思い出して欲しい。
当然、おばあちゃんのライトが天井についた時、
斜めの軌道を描いている猫バスの中のライトは
まだ天井に付いてません。
斜めのが距離が長いので当たり前です。
(天井が同じ高さなので斜辺の方が長い)
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1.2秒くらいして猫バス内の天井にライトが付いた時に
おばあちゃんが言います。
「もう1秒すぎたやん」
一方メイちゃんはどうでしょう?
「ちょうど1秒後でついた」となります。
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当然ですが猫バスの中のメイちゃんは
猫バスが動こうが止まってようが、
1秒後に天井にライトが点いたのです。